2023/03/24

30歳を過ぎると、シミに悩む人が多くなります。紫外線を浴びたり、様々な刺激を受けると、皮膚を守るためにメラニンができます。ターンオーバーのサイクルが正常ならば、メラニンは垢となって排出されますが、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、メラニンが排出されず、シミとなって残るのです。できてしまったシミを消すには、様々な治療方法があります。
現在、非常に人気があるのが、レチノイン酸クリームやハイドロキノンクリームなどの外用薬を使った治療方法です。レチノイン酸は、ビタミンA誘導体で、メラニンを排出させ、皮膚を再生させます。ハイドロキノンクリームには漂白作用があります。メラニン色素を作る酵素であるチロシナーゼの作用を、抑制することができます。
レチノイン酸クリームとハイドロキノンクリームをセットで使うことで、より美白効果が高まるのです。シミの中でも女性ホルモンの影響が大きいと言われる肝斑には、トラネキサム酸を使うことが多いです。トラネキサム酸は、抗アレルギー効果、抗炎症効果もあり、止血剤として使われることもあります。また、メラニンの生成を活発にさせるプラスミンの作用を抑制することもできます。
シミを改善するためには、食生活も大事です。食べたものから体が作られるので、食事の内容をチェックして、健康と美容のために良いものを食べるようにしましょう。足りない栄養がある場合は、サプリメントを利用すると効率良く栄養を取ることができます。