2023/03/24
紫外線に気を付けていても、シミができてしまうことがあります。シミの原因は、紫外線以外にもあります。紫外線を浴びたり、様々な刺激を受けると、体は防御作用として、基底層にあるメラノサイトという色素細胞でメラニン色素を作ります。普通は、メラニン色素は新陳代謝によって角質層に上がっていき、最終的に排出されます。
ところが、紫外線を浴びるなどしてメラニン色素の量が増えると、排出が追いつかなくなるケースも出てくるのです。そうなると、表皮にメラニン色素が残留し、シミの原因となってしまうのです。また、年齢が上がって肌が衰えると、ターンオーバーのサイクルが乱れることが多くなり、メラニン色素が排出されにくくなるのです。40歳を過ぎるとシミができやすくなり、一旦シミができてしまうと、元の肌に戻るのに時間がかかってしまいます。
日焼け止めを塗り、日傘で紫外線を避けても、シミから完全に逃れることは至難の業です。しかし、シミの予防として大事なのは、やはり紫外線に気を付けることです。できてしまったシミは、薄いものであれば、美白化粧品を使って自宅で改善することも可能です。しかし、頑固なシミがあって、なかなか消えないという場合は、皮膚科クリニックでシミ治療を受けた方が安心です。
最近では、多くの皮膚科クリニックがシミ治療に力を入れています。シミ治療で有名なのが、ハイドロキノンです。ハイドロキノンは、強い漂白作用があるため、早いシミの改善が期待できるのです。
