相続の権利と時効とは

誰かが遺産を遺してこの世を去った時、その遺産を受け取る権利は通常であれば親族等の相続人に発生します。遺産の扱いや分配に関しては、親族同士の話し合いや遺言によって左右されますが、それらのことを放置していた場合にはどうなるのでしょうか。相続の権利は、その内容によって権利がいくつかありますが、中には時効が存在するものもあります。遺産について知った段階で行動しておかないと、後々面倒になるケースも考えられますので、時効に関してもしっかり確認するべきです。

時効が一番短いものが相続放棄の権利で、遺産についての事実を知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所で手続きを行う必要があります。遺産の中身が財産のみであれば特に気にする必要のない権利ですが、借金のほうが多い場合は手続きをしておかないと大変なことになります。書類の提出から放棄が認められるまで2週間程度かかるとされているので、遺産が借金であることが分かっているのであれば、素早い行動をおすすめします。次に、遺留分減殺請求についてですが、この権利は遺言を確認してから1年という期限が定められています。

相続人が最低限の遺産を受け取るための権利で、これを行使すると遺言内容にかかわらず、遺留分の遺産をもらうことが可能です。また、本来は遺産を受け取るべきでない人が取得している場合、相続回復請求をする権利があります。何らかのケースで取得してしまった場合に、遺産を取り戻すための権利で、その事実を知ってから5年以内は請求することが可能です。

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