相続に時効が関係するのはどのような場合か

人が亡くなった場合、その人が持っていた権利、義務などの遺産を家族などが承継する事ができます。しかし、その遺産を何もしないで一定の期間が経過してしまうと自分の権利を主張することができなくなってしまいます。これを「時効」といいます。時効が問題となるのは大きく分けると以下の4つになります。

①遺産分割を請求する権利遺産分割請求権自体には期間制限はないので、遺産分割をしなかったとしても遺産分割をする請求する権利は時効によって消滅することはありません。遺産分割をしないまま亡くなっても、次の世代の者が権利行使するので永遠に請求することができます。但し、いつまでも遺産分割をしないとトラブルの元になりますのでできるだけ早めに請求したほうが良いでしょう。②遺留分減殺請求権相続開始と減殺の請求をすることができる遺言があったことを知った日から1年間経過すると時効によって請求権が消滅します。

また、相続開始時から10年経過した場合も、当人が知っているかどうかを問わず請求権が消滅します。但し、遺留分を有する権利者が、遺留分を侵害した者に「遺留分の減殺を請求する」旨の通知を配達証明書付きの内容証明郵便で送ることで、請求権の消滅を回避することができます。③相続放棄相続が開始したことを知ったときから3ヶ月間経過すると時効によって消滅します。④相続回復請求権自分の権利が侵害されていることを知ったときから5年間、開始から20年間で請求権は消滅します。

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